昨年星野ジャパンは北京オリンピックの切符を獲得したが、
「守り」と「攻め」をおおいに考えさせられた。
そう!何としてでも確実に「攻めて」得点しないことには勝てないのである。
絶対に負けは許されないのだ。
世界からの日本離れが起きている現在、日本経済も守りに入っているような
気がしてならない。
「守り」か「攻めか」は企業の個人別ヒアリングをしても感じることがある。
トップがワンマンで「白」でも「黒」と言えばそれに従う組織が多いのが
現実でもあり、メンバーが堂々と自分の考えを言い切れないもどかしさを
感じることが意外にも多いものだ。
トップには「心地良い情報しか入らない」「言えばガツンと言われる」
風土では衰退しかない。トップと言うものは「甘言」は大いに受け入れるが、
「諫言」は嫌うものである。
即ち組織が「守り」に入ってしまっているのである。
なぜなら各人が「保身」に走り、そこからは何も新しいものは生まれない。
「攻める」人間は潰されるケースが多いのが残念である。
もちろん役割や立場で判断しなければならないことは多いが、
素直に意見が出せて良ければ果敢に実行に移す組織は強い。
即ち「攻め」の組織なのだ。
また「正確な判断」と「素早い判断」とどちらが大事か?
その時の流れにもよるが、あえて「素早い判断」が求められる時代
になったようにも感じる。
要は攻めるべき「勇気」を持ち、守るべき「信念」を持った組織体が
今ほど求められる時はない。
2008/01/20 19:04