最近雇用情勢が改善された旨のニュースが流れている。非正規社員が増え
正規社員が本当に改善されているとは思われない現実もある。
また新卒社員の急激な採用増加も如何なものかと思われる。
中高年の雇用の厳しさは相変わらずである。
また団塊の世代の退職に伴い専門職の中途採用や派遣社員の
採用も活発になっている。
しかし各企業共、現存の社員に対しての人材育成が疎かになっては
いないだろうか?
アナログ時計の歯車のように、現存社員が自分の役割をきっちりと実践しない限り、
いくら部品を取り替えても時計にはならない。
制度疲労を起こさず常に磨きあげなければ正確な時は刻めない。
また社員が自ら「気づき」そして主体的に実践するように働きかけない限り、
育成とは言えないし、気づいたとしても継続は難しいと感じる。
即ち「自らレベルアップしよう」と言う気持ちにならないと働き甲斐につながらない。
高い給与や地位は不満足の減少であり、満足の増加にはならず成果には結び
つかないのである。
企業の理念が浸透したアクションが取れる社員が活躍する企業こそ、
これからの厳しい世界を生き抜くのではないだろうか。
2007/05/31 20:08