<今回からメールマガジンの続編として号数を付けました>
今や人事考課の基本は減点主義よりも加点主義と言う考え方が当たり前に
なった。評価よりも「育成」の結果の評価なのである
しかし目標管理の目標設定は「あるべき姿-現状=目標」として運用されている
ケースが殆どである。足りない部分や、出来ないことを修正して出来るようにする
という考え方は分からないでもない。
自分自身でも思うのだが、出来ることを「極めていく」ことで出来ないことも
修正出来るのではないだろうか。即ち「得意な分野+磨く=目標」の考え方をし
た方が早いのではないか。
昔のイチロー選手の打撃フォームの改造論議や、最近ではメジャーリーグの
岡島投手(残念ながら19試合で無失点が止まったが)の投げ方しかりである。
岡島投手は制球力に問題がある投げ方で、矯正されたままなら今のような活躍
があったかどうかは疑問である。
もちろん「基本」からあまりはずれたことであれば問題外。
学校教育もしかり、伸び伸びと得意な分野を極めるような加点主義の
考え方が今ほど求められている時はないように感じる。
教育とは「おしえはぐくむ」と書く。
2007/05/25 09:57