雇用状況が改善されているようだが、派遣社員やフリーターと言った
非正社員が増え続けているのが実態である。
企業が人件費削減のため正社員を省き、低賃金のパートや派遣社員
への置き換えがまだまだ進んでいる。この10年で非正社員は700万人
も増えている。
実は筆者も大震災により職場が無くなりパートタイマーの
方々を雇い止めにし、紛争になり双方共非常に無駄な時間を使ってしまった。
そう以前は雇用期間の定めのある人達が「雇用の調整弁」として扱われる
ことが多かったのである。今でも景気が良くても、悪化した時調整出来ると
考える傾向が強い。
本人が非正社員で良いと言う考えの方もおられることは事実であるが。
法制もそのような雇用を促進するものが増えてきた。しかし
企業は「人」で成り立つ。「ワーキングプア」なる言葉の拡大は本当に企業に
とって良いことなのか?働く人達の「気づきの喚起」や「モチベションアップ」の
方がはるかに働く人や企業にとってはプラスになると感じる。
経営層の方々から「何を甘いことを言っているのか?」とお叱りを受けそうだが。
自分自身の体験や、企業コンサルをして、人ほど大切な経営要素はないと断言
できる。
非正社員の正社員化を進めて行き、生産性を上げることに注目していきたい。
2007/06/14 00:15