景気は好調と言われているが、セミナー等で皆さんのお顔を拝見すると、
この頃は始まる前の活気があまり感じられないことがよくある。
本当に景気が良いと感じられているのは一部の大企業と、勢いのある
企業だけではないだろうか?
先日生涯大学でお話した時は皆さんご高齢にもかかわらず明るい
お顔をされているしパワーを感じた。
企業経営のポイントは「人」であることは言うまでもない。
最近、企業の不祥事が続発している現状は嘆かわしいかぎりである。
「人」はモノではない!
何故だろうか?1人1人の持っている力が発揮され、
自主的な「気づき」があまりにも少ない現状である。
「アナログ的」な仕事の進め方が否定され、「デジタル的」に
なりすぎてはいないだろうか?ISOやJSOX法は大変重要で
あることは言うまでもない。しかし、それよりも増して働く人たちの
心がすさんでいてはシステムや規定は機能しない。
個々人の仕事のプロセスや状況を十分に把握し、
的確なアドバイスがあってこそ「法令順守」が出来るのである。
「形を作って魂は入らず」が多すぎる。経営者も含め、
今ほど「人の気づきの喚起」が企業経営に求められている時はないように感じる。
2007/06/27 10:12