人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2007年6月27日

人の気づきの大切さ(ビジネスサプリメント262号)

景気は好調と言われているが、セミナー等で皆さんのお顔を拝見すると、

この頃は始まる前の活気があまり感じられないことがよくある。

本当に景気が良いと感じられているのは一部の大企業と、勢いのある

企業だけではないだろうか?

先日生涯大学でお話した時は皆さんご高齢にもかかわらず明るい

お顔をされているしパワーを感じた。

企業経営のポイントは「人」であることは言うまでもない。

最近、企業の不祥事が続発している現状は嘆かわしいかぎりである。

「人」はモノではない!

何故だろうか?1人1人の持っている力が発揮され、

自主的な「気づき」があまりにも少ない現状である。

「アナログ的」な仕事の進め方が否定され、「デジタル的」に

なりすぎてはいないだろうか?ISOやJSOX法は大変重要で

あることは言うまでもない。しかし、それよりも増して働く人たちの

心がすさんでいてはシステムや規定は機能しない。

個々人の仕事のプロセスや状況を十分に把握し、

的確なアドバイスがあってこそ「法令順守」が出来るのである。

「形を作って魂は入らず」が多すぎる。経営者も含め、

今ほど「人の気づきの喚起」が企業経営に求められている時はないように感じる。

2007/06/27 10:12

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