人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2007年7月23日

皿回し(ビジネスサプリメント266号)

昔は良く大道芸人の方が皿回しをされている姿を見かけた。

今はもう古風な技は興味を引かない様で、お正月番組などで

時々見かける。

8枚から10枚の皿を落ちないように回し続けることは大変難しい。

家族で言えば、夫として・老親の子として・親として・兄弟としてなど

随分の皿がある。

また仕事では、上司として・部下として・同僚として・顧客として・

売り手としてなどまた皿が一杯ある。

地域活動では、リーダーとして・ボランティアとして・子供達のスポーツ指導員

として・お付き合いとしてなどこれも多くの皿がある。

さてこの皿を全て落ちずに回し続けることは誠に大変なことであり、

疲労困憊してしまうだろう。1枚のお皿に100%の力を入れると、

他の皿が落ちそうになる。かといって全てに100%の力を入れる事など出来ない。

そう!落ちない程度に力の配分を如何にするかは大変重要なことだ。

その時々によって落ちても良い皿と絶対に落とせない皿の峻別が出来るだろうか?

最近中高年の方の自殺が増えているが、少し力の配分を考えて見たらどうだろう。

もっと力を抜いて楽に皿を回す、そうすると熱中できる皿が出てくるものだ。

後は落ちても良いではないか。

全て100%の力を出そうとするから全ての皿が落ちてしまう。

筆者は過去に何枚皿を割った事だろう?

2007/07/23 16:26

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