人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2007年8月27日

7識(ビジネスサプリメント272号)


随分以前のお話だが、私の新入社員時研修である役員の方が「7識」と言う

お話をされたことを思いだした。

「知識」「問題意識」「目的意識」「目標意識」「時間意識」「役割意識」「顧客意識」

の7つである。もう40年も前のことであるが、これは頭に焼きついて離れない。

今でも新鮮なのである。

「知識」はおおいに付けておいた方が良い。それを現場において如何に「知恵」

にして活かすか、知識の持ち腐れは意味がない。

「問題意識」は「おや!おかしいぞ?」と思う感性から始まる。

問題をおかしいと捉えずそのままにしておくと、「茹でガエル」になり、

現在の企業の起こしている不祥事につながる。

「目的意識」は「なんのために?」を常に意識すること。

最近目的と手段とを取り違えているケースによく出くわす。

会議することが目的ではなく、何のために会議するのかを考えよう。

会議は手段なのである。

「目標意識」は「ゴールがあるからマラソンが出来る」のである。

そう!目標のない人生は果かない。「目標こそ未来を築く」と言う言葉がある。

「時間意識」は時間もコストと捉え有効的使うことが求められる。

「役割意識」は縄張りではなく、与えられたミッションを如何に達成するかが

問われるのである。

「顧客意識」はお客様のご期待がどのようなものかを瞬時に読み取り顧客目線

で仕事を進めなければならない。メーカーであれば「次工程」が顧客なのである。

7識はこのように見てくると全く「陳腐化」せず、改めて新鮮に感じる

今日この頃なのだ。

2007/08/27 19:06

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