随分以前のお話だが、私の新入社員時研修である役員の方が「7識」と言う
お話をされたことを思いだした。
「知識」「問題意識」「目的意識」「目標意識」「時間意識」「役割意識」「顧客意識」
の7つである。もう40年も前のことであるが、これは頭に焼きついて離れない。
今でも新鮮なのである。
「知識」はおおいに付けておいた方が良い。それを現場において如何に「知恵」
にして活かすか、知識の持ち腐れは意味がない。
「問題意識」は「おや!おかしいぞ?」と思う感性から始まる。
問題をおかしいと捉えずそのままにしておくと、「茹でガエル」になり、
現在の企業の起こしている不祥事につながる。
「目的意識」は「なんのために?」を常に意識すること。
最近目的と手段とを取り違えているケースによく出くわす。
会議することが目的ではなく、何のために会議するのかを考えよう。
会議は手段なのである。
「目標意識」は「ゴールがあるからマラソンが出来る」のである。
そう!目標のない人生は果かない。「目標こそ未来を築く」と言う言葉がある。
「時間意識」は時間もコストと捉え有効的使うことが求められる。
「役割意識」は縄張りではなく、与えられたミッションを如何に達成するかが
問われるのである。
「顧客意識」はお客様のご期待がどのようなものかを瞬時に読み取り顧客目線
で仕事を進めなければならない。メーカーであれば「次工程」が顧客なのである。
7識はこのように見てくると全く「陳腐化」せず、改めて新鮮に感じる
今日この頃なのだ。
2007/08/27 19:06