「若者の辞書は携帯電話」と題してある記事が掲載されていた。
文化庁の調査で漢字の書き方が分からない時、20代の約8割が
メール画面等を使った「携帯電話の漢字変換」で調べていることが
分かったそうだ。
携帯電話がものを調べるツールになりつつあるのには、驚きを禁じえない。
さすが我々のご同輩の60歳以上は本の辞書が7割で、
携帯派は数パーセントだ。漢字は読めてもなかなか書けないことが多い。
最近のコマーシャルで、部下の女性が上司に「ぶどう」はどう書くのでしたか?
と言う問いに、上司は「武堂」と書いていたのが印象的だったが、
漢字変換でも間違うことが多いのが現実である。
私は必ず国語辞典と英和辞典をデスクの上に置いている。
漢字の由来や面白さは辞書でないと感じ取れない。英単語もしかりである。
そう前著「人生の踊り場を迎えたー団塊の転職」を上梓した時のことだ。
「踊り場」とは英語で何と言うのか必死で調べたのを思い出した。何と
「Landing」とある。着陸の意味もある、そして矢印で「Flight」となっていた。
なるほど「一旦着地して、燃料補給し新たな旅立ちをする」と言うことを改めて
理解した。マネジメントも管理であるが、Manage to do になれば
「何とかする」と言う意味なのである。そうマネジメントは「何とかする」の方が
分かり易い。
2007/09/17 13:27