人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2007年9月30日

リビルドしよう(ビジネスサプリメント277号)


入社後3年で会社を辞める人達が実に30%に及ぶと言われている。

画一的な指導は各会社でなされているが、個別にきめ細かくはなされていない

事例が殆どだ。そう!以前は嫌なら「辞めろ、俺のやる通りにしろ!」でまかり

通ってきた時代があった。しかし今は違う、個性を伸ばしその人の良い部分を

引き出してあげないと、挫折してしまう人が多い。何を甘いことを言うのか!と

思われる方もおられるだろうがお許しいただきたい。

要は「何のために?何がしたいのか?」を個別にフォローしてあげないと

30%の中に入ってしまう。入らなくてもマンネリ感で「仕事に楽しさを見出せない」

人が多いのが現実なのである。

定年前の方々も、働きたいと言う人が過半数を占めるが「もういいよ!」

「ゆっくりしたい」と思う人も居られる。セカンドキャリア研修で「継続雇用」

や「転職」や「起業」のための気持ちの切り替えを話しても、

そのような方達には通じない。やはり極めて個別的な問題なのである。

昔話に2人の靴の営業マンがアフリカの市場調査行った。A氏曰く「ダメです、

誰も靴を履いていません」。B氏曰く「誰も靴を履いていません。

これからは有望なマーケットになります」。明らかにB氏の考え方でなければ

これからの時代は淘汰されることは間違いない。

何が良くて、何がおかしい言う問題ではないが、

人生の節目には「何のために?」を考え自分自身の

リストラクチャリング(人生の再構築)をしてみることも大切だ。

そして「リセット」から新たに「リビルド」をして行こう。

2007/09/30 06:24

お問い合わせ