この言葉は最近良く使われだした。精神的・物理的に余裕のある人や
一部の方の世界かと思っていたが、そうでもないようだ。
人と組織を考える場合には絶対に頭に入れておかないといけない
ことである。職場でのストレスや、終身雇用制度の崩壊など、
我々を取り巻く環境は著しく変化している。
それ故に大変重要な問題なのである。従来の「長時間労働」や
「仕事のみしかない」と言う考え方をしていると、大きな壁に
ぶち当たることが多い。「忙しい」と言う如何にも正当に聞こえる
言い訳で過ごしていると、何時か「自分自身のモチベーション」が
著しく低下して、結果として組織に貢献できないような状況に
陥ってはいないだろうか。
メンタルヘルスが異常に叫ばれ出して久しい。しかし
職場の活性化なくして「メンタル面」だけを捉えることが、
おかしいのである。会社に尽くすことだけはなく、自分を成長させる
ことが大事であり、結果として組織に貢献するものなのだと考え方に
チェンジしていく時代に入ったのではないか。
定年を迎え、だらだらと雇用延長しても「やりがい」が見出せるだろうか?
かえって組織の生産性を落としてはいないか。
仕事を辞めて家に閉じこもってテレビばかり見ていてもむなしいものだ。
自分のキャリア形成が出来ておればそのようなことは起こらない。
ことほど左様に「ワークライフバランス」は若い時から考えていかないと
いけないことなのかもしれない。即ち「自己投資」をする時間を十分取り、
今後の自分のキャリア作りを考えていくことが今求められている。
2007/11/03 14:47