最近の日経新聞に若い男性の一般職志向が強いと掲載されていた。
本来は総合職と考えることが当たり前であった。20歳代の男性の
仕事観に変化が出てきたのである。その現象が悪いこととは言わないが、
今話題になっているフリーターなどが増えてきていることにつながっているの
かも知れない。
特に「勤務時間と休日」「転職も残業もない」を第一に考える傾向が強いそうだ。
我々の世代には考えられない思考である。ダイバーシティー(多様性)の
考え方が増えてきたのであろう。親の世代の「仕事のみ」は通用しない。
何故なら親の姿を見て「あのようにはなりたくない」と思ったのか?
要は自分らしく生きたいと言う考え方なのであり、ワークとキャリア形成の
バランスを如何にするかという問題に突き当たる。
しかし20歳や30歳の半ばでこのような考え方をすれば長期的なキャリア形成と
言う視点からは、やや怖い気がするのは筆者だけだろうか。
ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」である。
組織においては、チームの業績の最大化を目指してくれる人材が
求められることは言うまでもない。その中で自分のキャリア形成や
仕事と生活の両立を目指している場合は、チーム内に軋轢が生じ、
ギスギスすることが出てくる可能性もある。
そこで考え方を変えて、仕事と生活の優先度合いを十二分に考えた
行動を頭に置き、長期的には「組織に貢献する」というものにしなければ
いけないのではないだろうか。
いずれにしても「20歳代は先ずは自分自身の経験を積むこと」から
スタートしないと、ワークライフバランスのバランスが壊れてしまう。
2007/11/15 20:42