12月6日から17日まで、神戸市中央区の旧外国人居留地周辺で
「神戸ルミナリエ」が開かれる。もうあの悪夢の大震災から13年が
経過しようとしているのだ。
そう!初めて行われたのは1995年の12月だった。最初に見たあの輝きに
「心が癒された」。今でも忘れることはないあの焼け跡やガレキを照らす
電飾の中、失われたものへの思いをはせたものであった。
また不幸にしてあの震災で亡くなられた6000人以上の方々の鎮魂の
輝きだったのだ。もう今年で13回目になるが、毎年神戸に500万人以上の
皆さんが訪れる催物となった。
私は地元に居ながら2回しか見ていない。最初の年はボロボロになった
心を少しでも癒すために、そして点灯式に招かれた時の2回のみである。
何故か地元に居住しているのに、見に行かない。
最初の頃は「ルミナリエ」を見る精神的・物理的余裕など皆無であった。
ルミナリエはそれから少しずつ雰囲気が変わり、イベント的要素が
大きくなったからかもしれない。しかし組織委員会の方々のご苦労は大変
なもので、今年は資金難で2日間短縮されるようだ。
今一度我々被災地の心を癒してくれたあの輝きに思い起こしたいと思う。
時あたかも6日の日経新聞近畿版に「知力立国」の将来性は「神戸」が
首位と言う記事を読んだ。近畿圏の主要な研究開発で今後最も期待
されているのは「神戸医療産業都市」とあった。
今年の輝きは「震災の傷を癒してくれた」あの感動を思い起こし、
新たな躍動のスタートにしたいものだと思う。
コメント
2007/12/07 07:17
meg
「震災を知らない子供達」が歌った歌声が
TVの画面越しに流れました。
震災時お腹の中にいた子もいるのですね。
まぶしいくらいの笑顔でした。
笑顔は未来ですね。絶えることなくと願っています。