人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2007年12月26日

年末を迎えて(ビジネスサプリメント291号)

本年もいよいよあと数日となった。今年の漢字は「偽」に決まったようだが、

「いつわり」「にせ」ではなく「人のため」と読み替えたい。

また「人が為された」とも読み替えることも出来るが

いずれにしてもポジティブに考えたいものだと思う。

昔から「終わりよければ全てよし」と言う言葉がある。

世界はサブプライム問題や原油高で大騒ぎでもあったが、結果は全て

今後の糧となる。

組織でもそうであるが、もし上手く行かなかったならば

自分達の組織内部や自分自身から亀裂が生じていないかを

考えたい。

物事は内部から崩壊するものである。

その変化に「気づいているのか、気づこうとしないのか」に尽きる。

物理学に「エントロピーの法則」と言うものがあり、

全ての物質は何も手を加えないと「秩序ある状態」から

「秩序のない状態」に向かっていくそうだ。

今年は「猪年」猪突猛進でその余裕がなかったかもしれないが、

来年は干支初めの「鼠年」である。敏感に感じ取り、

小回りのきく年にしなければいけない。

「感じて・考えて・即行動して・反省して・またやり直す」と

言うサイクルを大事にしたいと思う。

来年は「全て自責から気づき、行動する」ことを基本に光輝く年としたい。

2007/12/26 14:32

お問い合わせ