もうすぐ会社などの組織に新人が入ってくる季節になる。
日経新聞の別冊に「新人さん、ここに気を付けて」と題して
ランキングが掲載されていた。
1位は「挨拶が出来ない」、2位は「メモを取らない」、
3位は「敬語が使えない」であった。
そのようなことを知らない、教えられていない、企業で学習するものだ
という傾向があることが怖い。
「挨拶」は基本中の基本、40年前に私は「ともかく大きな声で挨拶する」ことを
仕込まれた。「おはようございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」の
三つの「お」は当たり前だった。
企業で個人別ヒアリングをするが「ノートやメモ」を持って来ない人が多い。
私の新人の頃は、名前を呼ばれたら先ず「ハイ!」と元気良く答え、
筆記具を持って上司席の前に行かなければ、指示はもらえなかった。
お陰さまで今でも、メモは必ず携帯し失礼の無いように書く癖が付いている。
「敬語」は分からないのである。先ず学校でそのようなことを言われないし、
家庭でも言われない。また学ぼうともしない。
「上司・同僚を問わず、最初からタメ口」が当たり前なんて世界がある。
一方受け入れ側の責任者にも問題がある。気が付いても
「嫌われるから言わない」なんてヤワな上司が多いことも問題である。
「鉄は熱いうちに打て」と言うが、もし上記のようなことがあれば、
即座に注意して、何故そのようにするのかを「気づかせる」事から
始めないといけない。そこから仕事の基本がスタートする。
コメント
2008/03/01 19:20
meg
敬語は、ほんとうに乱れていますね。
言葉はかたちだけではなく、心の表れだと思います。
しかし100%正しく使う方は、ライターでも実はなかなか少ないように見受けます。
言葉がいきもので、話し言葉と書き言葉ともまた違い、むずかしいのでしょうね。
私自身も、日々心がけていきたいと思います。