この頃時間の早さを凄く感じるようになった。
お正月を迎えたと思ったらもう桜が満開の季節である。
何でこんなに時間が早く経つのだろうと考えてしまう。
こんなことを思っていると先日の日経新聞に「団塊とジャネーの法則」
と言うコラムがあった。時間の長さの主観的評価は人の年齢の逆数に
比例するそうだ。
この経験則を心理学でジャネーの法則と呼ぶらしい。年齢と言えば最近、
後期高齢者医療制度と言う呼び方が出て来たが嫌な響きだ。
さしずめ団塊の世代は前期高齢者なのかと思ってしまったのは私だけでは
ないだろう。子供は時間の経つことなど全く意識しないが「年をとると時間の経つ
のが早くて、一年なんてあっと言う間にすぎる」ものなのだ。
しかし格差社会と言われても時間だけは万人に平等に与えられている。
私も何かに熱中しておればあっと言う間に時間が経つことが多いが、
何もせずだらだら過ごすと時間は長く感じることがある。
日々充実した過ごし方をしておれば時間経過など関係はない。
そう時間を感じるのは「心の持ち方」ではないだろうか。
サムエルウルマンの「青春の詩」には「青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ち方を言う、年を重ねただけで人は老いない、理想を失うとき初めて老いる」
とある。これからは「セカンドキャリア」における「理想」を失わないようにすれば
ジャネーの法則などあてはまらない。
時間が経つのが早いなぁと思うのはそれだけ充実した生活を送っているとも
言えるのではないだろうか。
2008/04/04 05:51