人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2008年4月11日

人が変わらないのは(ビジネスサプリメント307号)

モーガン・マッコールと言う方が「人が変わらない理由」を分析されて

いたのを目にしたことがあった。抜粋すると

①何をどのように変える必要があるのか分からない

②時間と凄いエネルギーが要る

③役割モデル(手本となる人物)がいない

④未知に対する恐れがある

⑤今のままが良く変わりたくない

⑥他の人も変わっていない

⑦変化に対する刺激誘因がない

⑧忙し過ぎると逃げてしまう

⑨支援が得られない

⑩以前に変化を試みて失敗した

などなどがあった。

どの項目をとっても「個人の思い込み」が強すぎるのである。

私はこのような項目の思い込みを無くす「道案内」をしている。

そこから主体的な「気づき」が生まれるのである。「道案内」に正攻法は

ないし各人の性格特性に応じてメリハリを持たせている。

要は「変わらなければならないと言う良い意味での切迫感」さえ持って

もらえば良いのである。

「守」「破」「離」と言う言葉があるが、「守」は教えられたことを守っていくこと、

人の話を聴き自分で学んでいくことなのである。

「破」は守るだけでなく学びから自分流に「工夫」し試してみることが大切なの

である。そうすれば「離」につながる。教えられたことから少し離れ自分の学んだ

ことを発展させ時代にあわせて工夫を繰り返してこそ「変わる」ことなのだ。

そして忘れてはならないのは変えるべきものを変える「勇気」と

守るべきものを守る「信念」を大切にして、

それを峻別する叡智を持つことこそ今の時代に求められる。

2008/04/11 07:07

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