モーガン・マッコールと言う方が「人が変わらない理由」を分析されて
いたのを目にしたことがあった。抜粋すると
①何をどのように変える必要があるのか分からない
②時間と凄いエネルギーが要る
③役割モデル(手本となる人物)がいない
④未知に対する恐れがある
⑤今のままが良く変わりたくない
⑥他の人も変わっていない
⑦変化に対する刺激誘因がない
⑧忙し過ぎると逃げてしまう
⑨支援が得られない
⑩以前に変化を試みて失敗した
などなどがあった。
どの項目をとっても「個人の思い込み」が強すぎるのである。
私はこのような項目の思い込みを無くす「道案内」をしている。
そこから主体的な「気づき」が生まれるのである。「道案内」に正攻法は
ないし各人の性格特性に応じてメリハリを持たせている。
要は「変わらなければならないと言う良い意味での切迫感」さえ持って
もらえば良いのである。
「守」「破」「離」と言う言葉があるが、「守」は教えられたことを守っていくこと、
人の話を聴き自分で学んでいくことなのである。
「破」は守るだけでなく学びから自分流に「工夫」し試してみることが大切なの
である。そうすれば「離」につながる。教えられたことから少し離れ自分の学んだ
ことを発展させ時代にあわせて工夫を繰り返してこそ「変わる」ことなのだ。
そして忘れてはならないのは変えるべきものを変える「勇気」と
守るべきものを守る「信念」を大切にして、
それを峻別する叡智を持つことこそ今の時代に求められる。
2008/04/11 07:07