4月から40歳から74歳の国民5千6百人を対象に、生活習慣病を
減らすための「特定健診・保健指導」が始まった。
メタボリックシンドロームを予防し減少させるためらしい。
健診の基本は腹囲測定で、男性は85cm以上、女性は90cm以上
の人を対象に血圧、血糖、脂質などの値を加味して生活習慣病になる
リスクの高い人をふるい分け指導すると言うものだ。
私も4月に人間ドックに行ったが幸い腹囲は範囲以内で、
どうやら大丈夫のようだった。しかし異常にチェックされているし
何だか変な感じがしたのは私だけではないだろう。
これは個人のメタボであり、組織のメタボ診断も凄く大切な問題と感じる。
組織のメタボはメンバーに自覚症状がなく組織体を蝕んでいく。
段々と進んでくるとその組織は破綻の危険性も出てくる。
私の組織メタボの診断項目は
①仕事に埋没し、時間が足りないなど他責傾向にないか?
②仕事がパターン化してカイゼンの努力がなされていないか?
③仕事の目的意識が欠如してしまい、手段が目的になっていないか?
④5つの「あ」(あきらめる・あわてる・あせる・あてにする・あなどる)が蔓延
していないか?
⑤問題点を「先送り」してしまう傾向がないか?
⑥出る杭は打たれると言う風土になっていないか?
⑦P→D→C→AのサイクルでDまでは行くが「C」がなされず
やりっぱなしになっていないか?
このようなことを現場の方々にお伺いすると必ず何処かの項目で
引っかかることが多い。その時は速やかにトップ自ら体質改善しないと
破綻が大きな口を開けて待っているものなのだ。
2008/04/17 06:17