最近良くお話しするのだが、消費環境の変化(財布のひもがしまる)は
かえってチャンスなのではないかと申し上げることが多い。
なぜなら景気が良くモノが良く売れる時は極端かもしれないが「自然に
売れていくものである」。しかし不景気になると消費者は商品を吟味され
慎重に商品を選別されてお買い上げになる。
その証拠にこの不景気でも良く売れている商品は沢山ある。
TVで紹介されていたが、姫路のある会社はイベント用の制服のレンタルで
凄い人気とか。そう1週間ぐらいのイベントで係員の制服は作らないだろうし、
レンタルでもおしゃれな制服だったらイベントが映える。
変化をCHANGEの機会として捉え、CHANCEにすれば良いのである。
GをCに変えれば良いのだがそれが難しい。CのTを除けば良いだけである。
それは従来発想を白紙に戻し、すきまを埋めたり発想を変えてみたりする
ことに尽きる。
即ち従来の品質管理のあり方や製品の作り方、訴求の仕方、売り方を
時代の変化に合わせてより良いものに変えていけるか否かなのである。
その解は現場にある。
リーダー像もしかりである。平穏な時にはフォロワーは黙って付いてきたが、
ピンチの時こそリーダーの力量が試される。要は「チームの羅針盤」になれるか
どうかが問われるのである。自らのやり方や考え方を変える「勇気」があるのか、
また守るべきものを守る「信念」を持てるかどうかが問われる。
そう考えると時代の変化はチャンスなのである。何故ならみんな苦しいのであるから、
そこからいち早く抜け出せば良いだけではないか?
リーダーとは「土砂降りの雨の高速道路で車が故障した時に駆けつけてくれる
JAFのようなもの」になれるかが混迷の今試されている。
2008/07/27 16:34