人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

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2008年8月 1日

名著は素晴らしい(ビジネスサプリメント324号)


最近D・カーネギーの名著「人を動かす」「道は開ける」が良く話題になっている。

書棚から引き出して見たら、「人を動かす」は何と初版は昭和33年11月であった。

「道は開ける」は昭和34年12月である。

私のものは昭和47年・48年版でありそれぞれ600円、680円であったがもうかなり

黄ばんでいた。「人を動かす」に何と付箋を付けていた、「人を非難するのは、

ちょうど天にむかってつばするようなもので、必ずわが身にかえってくる」とあるでは

ないか。わが人生でどれだけわが身にかえってきたことか、恥ずかしくなる。

両著共社会は人間の集まりであり、人と接触せずには、1日も社会では暮らせない、

故に人間関係の調整ほど大切なものはない、つまずき失敗を繰り返しあげく「気づく」

のであると・・・・・・・・・・

そう今の時代こそこのような書物が求められるのではないか?

言い方は悪いがつまらぬノウハウ本を読んでも、決して役には立たないことが多いのが

現実である。両著はまさに永遠の名著である。

また「道は開ける」ではある人が「この本を常にベッドの側において、諸君の問題に応用

出来る個所には線で印をしておくといい」とある。

「道は開ける」の訳者が「人生は、人間に与えられたただ一度のチャンスである。

これを空費するのは惜しいように思われる。人間の<業>とも言うべき<悩み>

を克服して新しい生活の<幸福>をつかみたいと念願する人々に、この本をすすめる」と

書かれている。

そう!済んだことはことよりも「これからどのようにしたいのか?」を考えて見たいと思う

名著である。次号は昭和40年代に「デールカーネギーの話し方教室」に

夜間半年通ったお話をして見たい。

2008/08/01 09:44

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