最近D・カーネギーの名著「人を動かす」「道は開ける」が良く話題になっている。
書棚から引き出して見たら、「人を動かす」は何と初版は昭和33年11月であった。
「道は開ける」は昭和34年12月である。
私のものは昭和47年・48年版でありそれぞれ600円、680円であったがもうかなり
黄ばんでいた。「人を動かす」に何と付箋を付けていた、「人を非難するのは、
ちょうど天にむかってつばするようなもので、必ずわが身にかえってくる」とあるでは
ないか。わが人生でどれだけわが身にかえってきたことか、恥ずかしくなる。
両著共社会は人間の集まりであり、人と接触せずには、1日も社会では暮らせない、
故に人間関係の調整ほど大切なものはない、つまずき失敗を繰り返しあげく「気づく」
のであると・・・・・・・・・・
そう今の時代こそこのような書物が求められるのではないか?
言い方は悪いがつまらぬノウハウ本を読んでも、決して役には立たないことが多いのが
現実である。両著はまさに永遠の名著である。
また「道は開ける」ではある人が「この本を常にベッドの側において、諸君の問題に応用
出来る個所には線で印をしておくといい」とある。
「道は開ける」の訳者が「人生は、人間に与えられたただ一度のチャンスである。
これを空費するのは惜しいように思われる。人間の<業>とも言うべき<悩み>
を克服して新しい生活の<幸福>をつかみたいと念願する人々に、この本をすすめる」と
書かれている。
そう!済んだことはことよりも「これからどのようにしたいのか?」を考えて見たいと思う
名著である。次号は昭和40年代に「デールカーネギーの話し方教室」に
夜間半年通ったお話をして見たい。
2008/08/01 09:44