PDCAサイクルは経営学のマネジメント用語として良く使われている。
P(PLAN)は「計画」、D(DO)は「行動」、C(CHECK)は「評価」、A(ACT,
OR ACTION)は「修正」として解釈されている。Pは「目標をたててそれを
実現するための方法を計画する」、Dは「たてた計画を実践する」、
Cは「実践されたことが計画通りかを評価・検証する」、Aは「くるいを調整、
修正していく」のである。
このサイクルが上手く周ってこそ成果の出るマネジメントが成しえるのである。
逆にこのサイクルが負のスパイラルになってしまっては取り返しがつかない。
私が良くお話するのは組織がメタボ化している場合はPばかりは出てくるが、
なかなかDには移らない、そこに大きな壁を感じることが多い。
また移っても「継続」されないことが大きなマイナスとなってしまっている。
PからDへ移るのは大変なエネルギーが必要だし、継続していくことはもっと
エネルギーが求められる。
先日ある知人から今の時代は、PDCAよりもPがスタートとは考えず、
Cから始まる「CAPDCA」の考え方が重要であると教えられた。
殆どの企業は経営革新が最優先課題であり、既に事業活動を進行している
のである。したがって企業の現実の力に合った計画でなければならない。
経営の現状を内部環境など認識した上で、現実に合った対策を考えて計画に
結びつけると言うステップでなければ、実践が難しいのである。
「CAPDCA=キャップでシーエー」の考え方が今求められていると言うのだ。
「AS IS」を十分把握した上で、身の丈に合った「TO BE」の考え方を大事に
していきたい。
2008/10/29 08:20