人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2008年10月 2日

崩壊する組織とは(ビジネスサプリメント333号)


今まで数多くの企業を見てきたが破綻まではいかなくても、崩壊していく

組織の共通した現象があるように思う。下記の現象が自分の組織に出ては

いないかを検証して欲しい。

①他責の文化が蔓延(自責の概念が欠落)
・時間がない、人がいない、自分達には関係ないなどの他責の言葉が飛び交う。

②仕事がパターン化し、カイゼンされない
・従来のやり方から脱皮出来ず、ムダ・ムラ・ムリが解消しない。

③目的(何のために)と手段(方法)が逆になっている
・会議をすることが目的になって、話し合わなければいけないことが欠落している。

④先送りする体質が染み付いている
・当面の仕事を優先し、ついつい後回しにした結果手遅れになる。

⑤5つの(あ)<あきらめない・あわてない・あせらない・あてにしない・あなどらない>
  の欠落
・一番大事なのはあきらめないこと、あきらめた時点で前には進まない。

⑥出ない杭は打たれないと言う空気が蔓延している
・甘言は歓迎され、諫言は嫌がられてはいないか。

⑦P→D→C→Aのサイクルが回らずPばかりが出てくる
・新しいことには飛びつくが継続しない、結果負のスパイラルになる。

⑧トップが言っているからとやらされる
・実際にはトップは何も知らない場合が多い。

⑨何とかなるシンドロームが芽生える
・まぁ何とかなると言う風土が蔓延し、当事者意識が欠落してしまう。

⑩情報が共有されない
・一部しか知らない、あるいは知らなかっても聞こうとしない。

以上10項目を述べて見たがまだまだ他にも一杯ある。

このような変化の激しい時代に上記のような危険信号が出始めたら早急に

改善が必要なことは言うまでもない。

2008/10/02 07:15

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