人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2008年11月26日

言葉の力(ビジネスサプリメント341号)


最近の世界的金融危機や暗いニュースばかりの世の中で、アメリカの

オバマ次期大統領の「言葉の力」にはいささか驚いた。「Yes We Can!」

には迫力があり人を引き付ける力を感じる。

歴代のアメリカ大統領リンカーンの「人民の人民による人民のための政治」

やケネディの「国が何をしてくれるかではなく、自分が国に何が出来るかを問え!」

にも凄い言葉の力があった。

日本では米澤藩を建て直した上杉鷹山の「成せばなる、成さねばならぬ何事も、

ならぬは人の成さぬなりけり」も素晴らしい言葉だ。

そう!リーダーの言葉は計り知れない力を全員に与えるものだ。

言葉というものは「内に秘めたマインドから生まれる」のである。

「7つの習慣」という本にも述べられていたが、

下記の印象的なポイントは参考になる。

①どうしようもない→代替案を考えてみよう
②そんなことが認められる訳がない→効果的なプレゼンテーションをしよう
③しなくてはならない→そうすることに決めた
④○○が出来ないとだめだ→○○の方が良いと思う
⑤○○でさえあったら→私が○○をする

ネガティブに考えては前に進まない、ポジティブに考えることが大切なのである。

「ねばならない」からはは成果は見えないし「しよう!」からは見える。

成果=能力×意欲×考え方と言われる。自分の能力に磨きをかけて、

モチベーションを高め、考え方をしっかりと持つことがこの混迷の時代に最も

求められるのではないだろうか?

主語は「他」ではない「自分」なのだ。他責の文化は非常に楽であるが、

この考え方からは何も生まれない。

2008/11/26 08:00

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