私の震災後の人生はまさに波瀾万丈であった。
「何でこのような目にあうのか?」を随分考えたことも数々あったが、
今は全て「糧」となっていると考えるようにしている。
不遇を嘆いたところで何の解決にもならないし、克己心が大事である
と気づいた。
関西人なので「阪神タイガース」を応援しているが、今年は13ゲームも
引き離しながら、とうとう追いつかれ優勝出来なかった。
選手の技術や故障が原因ではないだろう。
失礼だが「チームメンバーの気の緩み」がこのような結果となったのではないか。
「チームメンバーが一丸となる大切さを忘れていたかもしれないし、闘争心が
何処かへ消え去ったのかもしれない」。負のスパイラルになったのだろう。
企業コンサルにおいても「会社の方針が分からない」「上司に恵まれない」
「結果のみでプロセス評価をしてくれない」など不満が爆発しそうな方に良く出くわす。
以前の私もそのようなことを言っていたが、他責は楽なのであるが前には進めない。
この大きな壁を乗り越えなければいけないのだ。
「不遇」だとか「何でこのようなことになるのか?」と考えずに
「自分に負けていないか?」を自問自答してみよう。
「自分に負けている」から他責になるのである。
「自分に負けない強い気持ち」がこの大混迷する世の中で一番
必要なことではないだろうか。
自分に確かな力と気持ちがあればきっと夜が明ける。
陽が昇るのを待っていては夜が明けることはないかもしれない。
周りの意見を良く聴き、ポジティブに考えれば「不遇」と思っていたことは
「チャンス」になると信じて進みたいものだ。
2008/12/10 15:25