人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2008年12月10日

他責にしていないか(ビジネスサプリメント343号)

私の震災後の人生はまさに波瀾万丈であった。

「何でこのような目にあうのか?」を随分考えたことも数々あったが、

今は全て「糧」となっていると考えるようにしている。

不遇を嘆いたところで何の解決にもならないし、克己心が大事である

と気づいた。

関西人なので「阪神タイガース」を応援しているが、今年は13ゲームも

引き離しながら、とうとう追いつかれ優勝出来なかった。

選手の技術や故障が原因ではないだろう。

失礼だが「チームメンバーの気の緩み」がこのような結果となったのではないか。

「チームメンバーが一丸となる大切さを忘れていたかもしれないし、闘争心が

何処かへ消え去ったのかもしれない」。負のスパイラルになったのだろう。

企業コンサルにおいても「会社の方針が分からない」「上司に恵まれない」

「結果のみでプロセス評価をしてくれない」など不満が爆発しそうな方に良く出くわす。

以前の私もそのようなことを言っていたが、他責は楽なのであるが前には進めない。

この大きな壁を乗り越えなければいけないのだ。

「不遇」だとか「何でこのようなことになるのか?」と考えずに

「自分に負けていないか?」を自問自答してみよう。

「自分に負けている」から他責になるのである。

「自分に負けない強い気持ち」がこの大混迷する世の中で一番

必要なことではないだろうか。

自分に確かな力と気持ちがあればきっと夜が明ける。

陽が昇るのを待っていては夜が明けることはないかもしれない。

周りの意見を良く聴き、ポジティブに考えれば「不遇」と思っていたことは

「チャンス」になると信じて進みたいものだ。

2008/12/10 15:25

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