人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2009年4月12日

認められると言うこと(ビジネスサプリメント362号)

「あきらめ感」や「やらされ感」はどのような組織にも出てくるものだ。

私自身も今「モチベーション」に対して非常に興味を持って模索している

ところである。組織に属さなくても同じことが言えるが、組織に属すると

すべて組織が原因と考える怖さもあり「気づき心」が薄れてくる。

この頃は仕事に対する「ゲーム心」が喪失されているような気がする。

今またボーリングが流行しているが、まさに「単純反復作業」なのに

何故面白いのか?誰でもゲームに参加出来るし、初心者でもある程度の

ピンは倒せる、子供であれば「ガターよけ」まで出てくる、そして結果が即目に

見えて判る。万が一ストライクなんて出ようものなら、参加者から拍手喝采をあびるし、

周りの人に認めてもらった「充実感」が生まれて「やった!」と言う気持ちになる。

まさにマズローの「自我欲求の充足」なのである。

そして得点と言うものを意識しだす、すなわち自分で「目標管理」をしているのだ。

そのためには投球の工夫カイゼンを自ら考えて熱中するものなのだ。

ゴルフでも同じことが言える、「ナイスショット!」と言われれば気持ちの良いものだ。

しかし、仕事となると話は変わってくる。やらされ感が支配して、自らの問題として

捉えることが出来なくなることが多いのだ。そこで少し「ゲーム心」を入れながら

考えてみては如何だろう。成果主義はもう崩壊しているような現在、ある程度楽しみ

ながら「プロセス」を自ら考える方向性に向けていくことも大切である。

結果が出れば「賞賛」「評価」してあげれば好循環になるのである。

仕事をもっと楽しくやる風土を作り、個人の目標と組織の目標が合致していけば

ESもCSも高まり、好結果が生まれるものではないかと思う。

2009/04/12 06:36

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