先日ある企業を退職された方からご連絡をいただいた。その方は30歳代後半
の方であり、前職での処遇面の不安から思い切って転職され、かなり好条件
だったようである。しかし転職して数ヶ月経っていろいろと悩みが増えてきた
とのこと、給与面では遥かに好条件であるが「ノルマ」が高く誠に厳しい毎日
だそうだ。また会社の方向性が面接時とは違い全く定まらないとのことであった。
そう!そんなにユートピアの世界はないのである。一番大事なのは自分を見失わ
ないこと、「自立マインド」を確立することしかない。
マイナス面ばかり見てしまうとどうしても負のスパイラルになってしまう。
その方にまずは3年間はやって見ること、そして「外部でも十分通用する
自分の力を付けること」に集中すること、即ち未知の体験なども全て自分の
ものにしていくパワーを持てば「ノルマ」なんて気にする必要はなくなる
のではないかと申し上げた。
他責ではなく「自責」で仕事を進めていくうちに自分の道が拓けてくるもの
なのだ。このまま、またまた転職されても絶対に上手くは行かないだろう。
5つの(あ)あきらめない・あわてない・あせらない・あなどらない・
あてにしないことが求められるのである。
真に追い込まれたら「自分が変わることしかない」し変われないのは「甘え」
であり、深刻になっていて「真剣」にはなっていない証拠。
私もいろいろと悩み多き毎日であるが、自分が変わらなければ
「周りは変わらない」と言うことを肝に銘じて仕事に取り組んでいる。
心身共に「健康」であり、生きがいを見つけ出せば「経済的にも少しは安定する」
のではないだろうか。
いや!世の中はそんなに甘くなく「働きたくても働けない人がどれだけ大勢
おられることか」を考えて見よう。失職の経験のある自分を振り返って見ると、
多少悩みがあっても「働ける幸せ」をもっと感じることが今一番必要なの
かもしれないと思う。
2009/08/16 08:44