ある新聞で説明を聞いても出てこない現代カタカナ用語ランキングベスト10
が掲載されていた。正答率13%で「ダビング10」がトップになっていた。
私は最近知ったのだが「地デジ録画で1回しかメディアにコピーできないものが
10回に緩和する新しいルール」だとか。「フィルタリング」が15%で2位
だが私は知らなかった。「子供達が携帯電話やパソコンなどからインターネット
上の有害サイトに接続出来ないようにする」サービスらしい。デジタル嫌いには
なじめない言葉であり、記憶に残らないのではないのではないか。
一方かなり定着しているカタカナ用語は「クールビズ」「メタボリック」
「サブプライム」「サプリメント」などがあり、私もこのブログのタイトルを
「ビジネスサプリメント」などカタカナを使っているが「働くための栄養食品」
ではさまにならない。健康や経済に関するものはなじみやすい。
「セカンドキャリア」の講師もしているが、この言葉は素直に受け入れられる。
社会や暮らしの変化に合わせてカタカナ用語が次々と現れては消えていく。
まとめに掲載されていたが国立国語研究所によると、1956年からの約40年間
で主要な雑誌に登場する外来語の割合は9,8%から34.8%に増加、
最近10年間ほどは日本語として使われる外来語の比率自体は変わらないが、
中身はめまぐるしく入れ替わっているそうだ。カタカナ用語は何となく新鮮な
イメージがありつい使いたくなるが、「やまとことば」や漢語を上手に組み
合わせて、分かりやすくしていきたいものだ。
そうすればもっとコミュニケーションが活発になるのではないだろうか。
聞くに聞けず分ったようなふりではコミュニケーションどころではない。
但し「やまとことば」ではあるが、「100年に1度の危機」や「後期高齢者」、
カタカナ言葉の「パンデミック」などは2度と使われないようになって
欲しいものだ。
2009/09/20 06:48