先日の日経新聞に「モチベーション、どこから?」と言う特集が掲載されていた。
日々の仕事にヤル気を持って臨んでいるか?と言う質問に対して「ヤル気を持って
取り組んでいる」と答えた人は24%と言う結果が出ていた。ではヤル気の源は何か
に対しての答えの順番は・収入・仕事への責任感・得られる達成感、一方ヤル気の
ない人の答えの順番は「頑張っても昇給や昇進につながらない」・会社のためにと
思えないと言う項目もあった。ハーズバーグの衛生要因にあるように「給与や地位
や環境アップ」などは衛生要因と呼ばれ「不満足の減少」でしかあり得ない、
「やりつくしたと言う実感や、みんなから認められる」などは動機付け要因と呼ばれ
「満足の増加」につながりモチベーションアップの源であることはよく言われている。
この特集から再度確信したことであるが、モチベーションの主語は「自分」であり
「やらされ感」からは絶対にアップしない、当事者意識を持って「自分事」として
捉え懸命に取り組んでこそ「達成感」が生まれモチベーションが上がるものである。
そのポイントは自分がポジに捉えられる「目標」があるのかどうかではないか。
例えばボーリングを例に考えると、誠に「単純反復作業」の連続である、しかし
自分のスコアの目標がありその達成のために「自分で工夫し考える」から面白さが
出てくるのではないか。また評価と言うことを考えると自分の投げた結果も即判明
する、またストライクが出るとみんなから「拍手」され認められるからますます
モチベーションも上がる。仕事も全く同じである、もちろん給料が高いだけが
ポイントではない、具体的な自分自身の目標があるのか、そのために自分で考えて
仕事をしているのか、そのプロセスを周りの人から認知され認められているのかが
非常に大切になってくる。MUST(ねばならない)からはポジな考えは生まれない、
WILL(したい)からはどんどんとアイデアが湧いてくる。仕事は厳しいもので
あるが「楽しい・役に立っている」と感じた時こそ成果が生まれモチベーションが
アップするものだ。そう!「目標こそ未来を築く」と言う言葉を思い出した。
2010/05/02 08:31