あけましておめでとうございます
年頭にあたり「初心忘るべからず」を考えてみた。能役者である室町時代の
世阿弥の言葉であり、広辞苑には「常に志した時の意気込みと謙虚さをもって
事に当らねばならない」とある。一般的には困った時、意欲が湧かない時、
行きづまった時、どのようにしたらよいのかわからなくなった時などに、
初心を思い出すこと、初めて事に当たった新鮮な気持ちを忘れないこと、
と言う意味で使われる。非常に大切な言葉であるし、年頭に心したい言葉
でもある。
またある説では「物事が上手くなり始めたころが一番怖く、周りから褒められ
慢心になってしまうことは怖い」と言う意味もあるらしい、すなわち謙虚さを
忘れないことともとれる。
新年を迎えこの言葉の意味をかみしめてみたい。
本年も良い年でありますように!
2011/01/01 00:08