人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2012年1月13日

人間関係(ビジネスサプリメント(490号)

先日の日経新聞プラス1に人間関係をよりよくするためのランキングが掲載されて

いた。1位は「ありがとう」と「ごめんなさい」は必ず言うであった、確かにこ

の言葉は気持ちがないと始まらないし口に出してこそ相手に伝わる。

2位は笑顔で明るくあいさつをする、これは自分も相手も元気になるものだ。

3位は了解した約束は守る、実行出来ない約束はしない、約束が守れなければその

人の「信用残高(今まで積み上げた信用)」が急激に減ってしまう。

ちょっとした言動で信頼されることもあれば、信用を失うこともあり人間関係の

難しさを感じる。では職場の中ではどうだろうかを考えてみる。

やはり相手の期待に応えることが大切、ましてや約束を守らないことはタブーで

ある。お手伝いした職場で書類の提出期日を守れない、納期を守れないなど部門間

でもお客様にも不信感が生まれる事例をよく見かけた。また部下が上司に提案して

も、上司から答えが帰ってこないと2度と言う気になれないと言う方も多いのでは

ないだろうか。また職場の雰囲気を良くするためにはと言う問いかけに、明るく

笑顔であいさつをすると言う意見が必ず出てくるが、実際にはなかなか難しいよう

である。朝はどうしても声が小さくなるとか、あいさつは部下がするものだと決め

込んでいる上司もおられる。あいさつとは「あかるく」「いつも」「さきに」

「つづけて」するものであり、欲を言えば「つづけて一言」が必要ではないか。

「今日はものすごく冷えますね」とか「今日は良い天気ですね」などを入れると凄く

良い雰囲気になるような気がする。

また報告・連絡・相談は徹底すべきものだと思う。ついついこのようなことまでは

と思い報告を怠ってしまうと、そこから不信感が芽生えてくる。知らなかった、

聞いていなかったなどの言葉が出る職場の生産性が悪いのは必然であろう。

情報に囲まれたC世代と言われる言葉があるが、コンピューター、コミュニティー、

クリエイティブ、チェンジよりは、やはり人間関係の基本であるコミュニケーシ

ョン、コラボレーションが一番大切ではないだろうか。

2012/01/13 12:53

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