人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

ブログ

2012年4月 2日

継続は力なり(ビジネスサプリメント500号)

いよいよ新年度を迎え新しいスタートをされた方も多いことだろう。このブログも

やっと500号を迎えた。思えば前職で「がんばれ!おじさんサラリーマン」と言う

メールマガジンがスタートだった。我ながら良く続いたものだと思う。今までの号

を振り返るといろいろな思いが蘇ってくるし、書くと言うことは貴重なことだとの

思いが改めてつのる。まさに「継続は力なり」であるが、この言葉は大正から昭和

初期に活動された住岡夜晃氏の詩からきたものらしい。「一心になった時何かがで

きる、一本道になった時腰がきまる」とあり、要は「コツコツと続けることで、その

積み重ねが力になる」と言うことだろう。繰り返しではなく積み重ねが大切なのだ。

今年も打ち方を少し変えたと言うメジャーリーグ大記録を作ったイチロー選手が

「今自分に出来ること、頑張れば出来そうなこと、そう言うことを積み重ねていか

ないと、遠くの大きな目標は近づいてこない」と言っている。また相田みつを氏の

「毎日少しずつ それができねんだなぁ」と言う凄い言葉はこころに響くものがあ

る。正直500号まで続けられるとは思ってもみなかった、あの倒産から人生が変わっ

たのだし、そうでなければこのようなブログを書くこともなかったと思う。なかなか

書けない時もよくあったし、新聞やニュースをみて何かヒントはないだろうかと、

考える毎日の時もあった。しかしそれではダメで「自ら湧いてくる」ものがなければ

魂が入らないことも理解出来た。これからも続けていきたいと思うし、本当に書け

なくなった時に止めようとも思う。先日の朝日新聞に冤罪で445日も翻弄された村木

厚子さんが「今ここにいる自分が今日一日で出来ることをやって、その結果は結果

で受け止めようと考えた」と述べられていた。ムリなことは絶対に続かない、私の

目標である1日1万歩ウオーキングも何だか怪しいが、ムリをせず出来ることをする

ことが大切ではないだろうか。阪神淡路大震災に遭遇、大型倒産やベンチャーへの

転職、そして独立と茨の道だったが、苦しい時、絶望の時、楽しい時、浮かれすぎ

ている時などいろいろだったが、毎日を大切に懸命に生きていくことが「継続は力」

となるのではないだろうかと改めて思う。

2012/04/02 07:43

お問い合わせ