572号の「即気づかれた人」と再びヒアリングをする機会があった。まずお目にかかった最初の表情が大変明るかった。その後の様子をお伺いしたが、タイムマネジメントについては「すきま時間=予定と次の予定の間に生じた無駄な時間」の発見からは更にレベルが上がり、より課題を鮮明にするために、従来あった週報を改善したらしい。従来の週報は「出来たか」「出来なかった」の欄しかなかったが、やるべき事の欄に「予想時間」「優先順位」「出来たか」「実践時間」を追加し、また新たに「予想より早く出来た」「予想通り」「予想より時間がかかった」「先延ばしになった」ものも分かる様にしたそうだ。そして自分は優先順位を考えながら、上手く行かなかったものについて、必ず週ごとに反省をして、次週の仕事に活かしていると言われる。要はより速く、正確に業務を取り組めるようにして日々努力をして成果が出始めているらしい。課題がファジーではなく鮮明になったので時間効率も随分アップしたとのこと。私は週報作成に時間がかかり過ぎて「かなりの負担にならないか?」とお尋ねしたら、初めはやや手間取ったが、もう負担ではなく整理した方が効率アップすると言われ、具体的な成果も専門的なことだったがいくつか教えてもらった。
また後輩の指導も、後輩の週報に補足欄を設けて、予定より時間がかかった理由を自分で考えて赤字で書かせているらしい。そしてそれを基に週末には話し合いをしているとのこと。後輩もゴールがはっきり見えてくるので、非常に意欲的に仕事を進められているようだ。上司から「後輩の○○さんは最近自分から良く意見を言うようになったね」と言われたと笑顔で話されたのは印象的だった。
言い切る力も「結論を先にして簡潔に言う」ことを継続され、相手が何を考えての発言なのかを理解する努力しているとのこと。今までは相手の言うことを理解は出来ても、納得がいかないことが多かったが、相手の発言内容の背景にあるものまで考えると、納得できるものも出て来たと言われる。
今後更にレベルアップしたいと思うことはとの質問に対して、まずは「お客様目線」が一番大切であり、お客様は何を求めておられるのか、どうしたらお喜びになられるのかを考えた仕事に取り組んで行きたいとのこと。彼女は本当に見違えるごとく輝いて、お仕事を楽しそうにされている様子、これからも頑張っていただきたいし、私まで嬉しくなってきた。
2014/02/10 08:41