ようやくこのブログも600号を迎えた。日記も付けた事のない私にとっては継続することが如何に大変な事かを身を持って感じた次第である。
32年間の会社勤務から次のステップである5年間のベンチベンチャー企業へ転職した時、企業文化の違いに対してカルチャーショックを受けたことを、ここで再度思い出してみる。
1.あたり前のことをあたり前と感じていなかった
簡単に言えば「自分のことは自分でする」という癖がついていない。自分で使うものは自分で調達するのがあたり前、「会社が」はなく、全て「自分が」が主語にならなければ前に進めない。また今までであれば新幹線の指定席券をとるにしても、誰かに依頼すれば事足りていた。毎朝の職場の掃除、雑巾がけなどしたこともなかった。もちろん掃除の人を外部に依頼するなんてことは考えられない。周りは誰もしてくれない、自分でするしかないのである。
2.企業内で起業家精神を学んだ
自立するとはトップの考え方を受け「自分で考え、自分で感じ、自分で動く」ことである、自分で動かなければ仕事はない。仕事がなければ居場所はない。
言われたことだけしかしない癖がついておればとても勤まらないのは自明の理。大切なのは自分が主語にならなければいけない。
3.「何をしてきた、何を知っている」ではなく「何が具体的に出来るのか、何を新しく考え実践出来るか」が問われる。欲を言えば「何がしたいのか」をはっきりさせることが大事。過去のことは過去、もう現在では通用しない。新しい情報をどれだけインプットし、どれだけアウトプットして貢献できるかがポイントなのである。経験や知識を持っているだけでは何の意味もない。
4.ポジティブ思考の大切さ
ネガティブに考えて何かメリットがあるかと言えば全くない。自分の好きな仕事が出来る、新しい出会いがある。自分が成長できる可能性があると信じよう。今までに挫折経験のない人は「もろい」ものだ。まさに波瀾万丈の人生はあまり経験出来ないが、考えてみれば経験出来るのはラッキーなことなのである。
5.半年は仮説・実行・検証のサイクルで見よう
一つの現象や場面からその人や組織を軽々しく判断してはならない。「何故そ
うなのか?」を考えていくと必ずそうなった「解」が理解できる。この新しい気づきこそ、新鮮な眼で見るから出てくるものであり「気づき」を大切にしたい。
今でも以上ようなマインドは何時までも持ち続けたいと思っている。
2015/02/01 06:47