このブログもついに300号を迎えた。
始めは「がんばれ!おじさんサラリーマン」と題してメールマガジンから
スタートしたのだ。もう4年以上前にさかのぼる。そして1号から100号までを
「ビジネスの階段を登る人下る人」と題して小冊子を作り神戸新聞に掲載
していただき、200冊を無料配布したら何と半日で無くなってしまうほどの
反響だった。
その冊子の内容を新刊本としてカナリア書房から「気づける人はよみガエル」
と題して上梓し、一時は各書店のベスト5位以内に入ったこともあった。
何時でも何処からでも簡単に読めることが評判になった。
その後101号から250号まではメールマガジンとして「ビジネスサプリメント」
と改題し3年弱、連載したのである。何時も500名強の方々にご愛読いただいた。
還暦を迎えた年に自分自身のホームページを作り、
新たに「ブログ」として再スターして本日でとうとう300号を迎えることが出来た。
実に感慨無量である。
スムーズに書けた時もあったが、苦しみながら書いた時もあった。
そんなことでも、みなさま方を元気づけたこともあったのか
応援メールも数多くいただいた。反応があることは励みになる。
日記を書いたことのない筆者がよくもまぁ継続出来たものと
「自分を褒めてやりたい<笑>」とも思う。
これからも変化する時代の「旬」をキャッチして「気づきナビゲーター」の
名に恥じないようみなさま方に「気づきの喚起」をさせていただければと
考えている。是非HPにアクセスされお読みになられた方々は
ご叱咤や激励をしていただけるとありがたい。
今後もまだまだ書き続ける決意でいる。
2008/02/24 06:46
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最近いろいろな方からお話を伺うことが多いが、ご本人が何らかの形で
知られたお話や聞かれたお話は心に残らないことがある。
そう!講演でも「スキル」や「こうすれば良い!」等と題したものは殆ど役に
立たないことが多いのではないだろうか。
「講釈師、見てきたような嘘を言い」と言う川柳があるが、虚飾の話や実話
でないものは心に響かないことが多い。響いても現場では活かされないことがある。
いわゆる評論家的では「なるほどなぁ!」で終わってしまう。
「○○さんはこのように感じたそうである」なんて言ったところで、
実際は「○○さんに真意を聞かなければ分からない」ものなのだ。
私は経験した話しかしないようにしているし理論はあとづけで構わない。
自分が痛い目にあったことや、切り抜けて上手くいったことしか人に
語れないと確信する。
特に失敗した話は聞かれる方が興味深く聞かれる。
そして自分事に置き換えられるのではないか。
要は自分の言葉で自分の体感したことを分かりやすくお話し、
聞かれる方の「気づき」のご参考になれば良いと思う。
お話しているその場面で「これではいけない」と気づくことも良くあるが、
次の機会はそれを糧として生かせばよい。
「気づき」のない人生は面白くない。今悩んでおられる方も、
「悩んで解決しますか?」と申し上げたい。
自分で具体的に動けば<気づき>が出てくるものではないだろうか。
2008/02/16 07:40
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最近ある保険に加入し約款なるものが付いていたが分厚い冊子である。
担当の知人が詳しく説明してくれたので理解は出来た。
そう言えば携帯電話の説明書も分かりにくい。買い替えごとに混乱する。
またPCにいたっては専門家が書かれるからアナログ派の筆者には
理解出来ないことが多すぎる。
何故なのだろう?もちろん読む側の人間の知識不足は否めない
事実ではある。
しかしそれを作成された方はその商品のことが良く分かり、
リスクなども十二分に承知されているはずである。
即ち売り手側の論理で書かれているからだ。
この説明書をお客さまが読まれた時に「果たしてお分かりになるだろうか?」
と言う考えはないのではないか。
「購買代理業」の気持ちが全く欠落し、何かあれば「ここに書いてあるでは
ありませんか!」と言うためとしか思えない。
そのことを知っている方が書くからダメで、知らない人の意見を聞きながら
書けばもっと分かりやすく、簡潔に書けると思うのは筆者だけだろうか。
要は「お客様視点」の欠落以外のなにものでもない。
前職ではお客様がお買い上げになる場所を「売り場」と呼んでいたが、
「お買い場」であり「お過ごし場」であるのだ。お客さま視点の見方が大切である。
最近の食品業界などの不祥事を見ても「売る側の論理」しかない。
まさに「会社の常識」は「社会の非常識」のなせるワザではないだろうか?
2008/02/09 10:19
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先日の朝日新聞に「ディーセント・ワーク<decent work>」と言う
言葉が掲載されていた。
国際労働機関(ILO)が打ち出した言葉で、使われてもう8年以上が
経つそうだ。ディーセントと言う言葉を辞書で引くと「ちゃんとした」とか
「見苦しくない」とある。
今日本でも「ワーキングプア」なる言葉が良く使われ、グローバル競争で
過酷な労働を強いられた人達が増え始めた。
要は働きに見合う報酬が保証されていない現実もある。
ディーセント・ワークをILOでは「働きがいのある人間らしい仕事」
と訳しているそうだ。
どのような仕事でも「やらされ感」から「達成感」へチェンジすれば
働きがいにつながるものなのだ。
契約社員・派遣社員・パート社員・準社員・嘱託社員など雇用形態が
多様化している現在だが、今一度整理しなおさなければならない。
4月からはパート労働法が改正施行されるが小手先で対処してはならない。
先日50歳後半の男性社員が転職をしようと、ある企業に応募された。
求人票には年齢や性別等の条件で何も無かったようだが、
先方に電話を入れると「実は若い世代を募集している、その年齢ならば
嘱託1年契約すら出来るかどうか分からない」との返事だったとか。
数々の企業に働く方と個別ヒアリングすると、年齢や性別だけで戦力
にならないと言うことはないと確信する。
ヤル気のある方を如何にモチベーションアップさせていくかに尽きる。
働きがいのある仕事が出来て、安心できる雇用形態を考えた企業の
方が生産性も上がり成果も出るのではないだろうか。
2008/02/03 09:52
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