人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

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2017年1月 5日

CQとは(ビジネスサプリメント657号)

EQ(Emotional Quotient)という言葉はもう一般的に使われている。自分の感情をコントロールして、他人にも気遣いが出来るという意味である。
IQ(Intelligence Quotient)の高い人間になるのは難しそうであるが、EQは感情指数とも表現されて、努力と思いやりを忘れないようにすれば高めていけそうな気がする。
さらにPQ(Potential Quotient)という言葉がある。即ち潜在能力指数、つまり潜在的な能力や、これからまだまだという可能性を示す指数である。
何か困難にぶつかった時、その局面を打開する力を発揮する人は素晴らしいと思う。
また新しいアイデアを生み出す力などもPQであろう。いわば人生を生き抜いていく力とセンスということになるだろう。
もう1つは造語であるが、仕事において大変役に立つ指数がある。
CQ(Curious Quotient)、つまりは好奇心指数である。大人になり、経験を重ねれば重ねるほど、初めてのものに対する好奇心が失せていくケースが多いのではないだろうか。私はセカンドキャリア研修で「若さとは?」という質問をすることが多いが、一番大切なのは結局「好奇心」という答えが返ってくる。
どうしても知ったかぶりをしてしまうし、今更人には聞けないという無意味なプライドも手伝うのではないだろうか。臆することなく「何故?」という気持ちを持ち続けることが大切なのである。「そんなことも知らないの?」と言われそうで躊躇してしまうものだ。しかし「聞かぬは一生の恥」と言うではないか。私は昨年の秋ごろに孫から「ピコ太郎」って知っているよねと言われ、「それ何?」と返してしまった。「えー知らないの」遅れていると言われた。
今は紅白歌合戦にも出てメジャーになって知らない人は少ないだろうが、正直私は知らなかったので、早速PCで検索すると出てきたが「何でこれが流行るの?」不思議に思ったが。
現在ご支援している会社の新入社員の方々とお話し合いをさせていただいているが、素晴らしい好奇心の塊である。常に「何故」と問いかけられるし、こちらまで新鮮な気持ちになる。年を重ねても「好奇心」だけは忘れてはいけないと思う、新しい年を迎えてこれからは、もっと好奇心を忘れず常に前を向いて進んでいきたいものだ。私は大手企業で育って、ベンチャー企業で起業マインドを学び起業したが、好奇心があれば必ず「輝業」になると確信している。

2017/01/05 18:28

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