あけましておめでとうございます。
今年は酉年、「日本の国鳥は?」と聞かれたら答えられる人は少ないのでは
ないでしょうか。まず「トキ」「ツル」「ハト」などが思い浮かびます。
特に朱鷺(トキ)は学名が「ニッポニア・ニッポン」と呼ばれていますが、
国鳥は「雉(キジ)」なのです。
派手な色のイメージが強いですがそれは雄だけです。
昔話の「桃太郎」に犬・猿と共に家来として出てきますね、これは一説に
よると雉は鬼に抗する(鬼門の方角の反対に位置する)からとも言われていま
す。また「雉も鳴かずば撃たれまい」ということわざがありますが、余計なこ
とを言ったばかりに自ら災いを招かないようにという戒めの言葉です。
雉は足の裏に震動を察知する感覚機能を持っているとされ、地震を予知する
能力があるとも言われています。
大災害が続いていますが、何とか予知して未然に防げたら良いのですが。
昨年はイギリスのEU離脱、アメリカのトランプ大統領の誕生と激変の世の中
でしたが、時代を読み取る力、予知する力をつけて、良い年であって欲
しいものです。
今年もよろしくお願いいたします。
2017/01/01 00:00
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EQ(Emotional Quotient)という言葉はもう一般的に使われている。自分の感情をコントロールして、他人にも気遣いが出来るという意味である。
IQ(Intelligence Quotient)の高い人間になるのは難しそうであるが、EQは感情指数とも表現されて、努力と思いやりを忘れないようにすれば高めていけそうな気がする。
さらにPQ(Potential Quotient)という言葉がある。即ち潜在能力指数、つまり潜在的な能力や、これからまだまだという可能性を示す指数である。
何か困難にぶつかった時、その局面を打開する力を発揮する人は素晴らしいと思う。
また新しいアイデアを生み出す力などもPQであろう。いわば人生を生き抜いていく力とセンスということになるだろう。
もう1つは造語であるが、仕事において大変役に立つ指数がある。
CQ(Curious Quotient)、つまりは好奇心指数である。大人になり、経験を重ねれば重ねるほど、初めてのものに対する好奇心が失せていくケースが多いのではないだろうか。私はセカンドキャリア研修で「若さとは?」という質問をすることが多いが、一番大切なのは結局「好奇心」という答えが返ってくる。
どうしても知ったかぶりをしてしまうし、今更人には聞けないという無意味なプライドも手伝うのではないだろうか。臆することなく「何故?」という気持ちを持ち続けることが大切なのである。「そんなことも知らないの?」と言われそうで躊躇してしまうものだ。しかし「聞かぬは一生の恥」と言うではないか。私は昨年の秋ごろに孫から「ピコ太郎」って知っているよねと言われ、「それ何?」と返してしまった。「えー知らないの」遅れていると言われた。
今は紅白歌合戦にも出てメジャーになって知らない人は少ないだろうが、正直私は知らなかったので、早速PCで検索すると出てきたが「何でこれが流行るの?」不思議に思ったが。
現在ご支援している会社の新入社員の方々とお話し合いをさせていただいているが、素晴らしい好奇心の塊である。常に「何故」と問いかけられるし、こちらまで新鮮な気持ちになる。年を重ねても「好奇心」だけは忘れてはいけないと思う、新しい年を迎えてこれからは、もっと好奇心を忘れず常に前を向いて進んでいきたいものだ。私は大手企業で育って、ベンチャー企業で起業マインドを学び起業したが、好奇心があれば必ず「輝業」になると確信している。
2017/01/05 18:28
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先日知人から聞いた話である、彼もいろいろと講演活動をされているのだがある組織でのこと、何と開始30分前に参加者全員の机の上にレジュメと鉛筆2本、A4用紙が3枚置かれていたらしい。彼は皆さんノートや鉛筆かシャープペンを持って来られないのか担当者に聞いたそうだ。そうすると昔からこのようにしているとの答えに唖然としたとのこと。
何かおかしい!私が2度目に勤務したベンチャー企業では自席には新品のPC1台のみ、それも社内販売で給与から天引きされる、引き出しには何も入っておらず、必要なものは自分で揃えよとのこと。その時は仕方なく文房具屋に行き必要なものを全て買い揃え、ゴミ箱まで買ったのを覚えている。なんて言う会社だ、備品を自分で買い揃えるなんて考えられない、しかも給与天引きとは!学校卒業後1度目の職場では新人社員が入った時は組織図と社内電話表が机のガラス面の下にひかれ、引き出しにはボールペンや鉛筆、消しゴムやホッチキス、集計用紙がきっちりと揃えられていたのである。
今から考えると2度目の職場で起業マインドの入り口を教えてもらったと思っている。今でも講演に鉛筆や用紙を揃えている感覚が理解出来ない。
しかし長年そのようなことに慣れてしまうとそれが当たり前、何もおかしいとは感じなくなってしまうものである。私もベンチャー入社時は「ここはそんなにお金がないのか?」とも思ったことが恥ずかしくなってきたのはいろいろと異次元を体験した1年後だった。即ち「ゆでガエル」になっていたのである、組織の中に甘えが出て、自立マインドが欠落した自分があったのだ、仕事においても主語は「上司や会社」であり、決して「自分」ではなかった。改革や変革がうたわれて久しいがまずは「自立マインド」「自律マインド」の醸成ありきで、手法やスキルでは決してないことは自明の理である。私が独立した時に痛切に感じたが「会社=自分」なのである。変化の激しい今、組織内で自立した自分づくり、自分のことは自分でしなければ始まらないと言うことを肝に銘じないといけない時が来ていることを実感している。
今年の元旦の日経新聞一面に「当たり前」もうないと題した記事が掲載されていた。これからは「当たり前」と考えていた常識が崩れ去り、過去の延長線上にない「断絶(Disruption)」の時代が私たちに迫っているのだ。
2017/01/16 19:07
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