来年5月に平成が終わり、新しい元号が始まる。最近の日経新聞ニュースに
よると、新元号の元年中に子供を授かろうとする「元年ベビー」への関心が高まっているという。振り返れば2000年に出生数が増加し「ミレニアムベビー」と呼ばれたのを思い出す。私にとってはこの年にそごうが大型倒産したので一生忘れられない年である。
「元年ベビーは必ず増える」、第一生命経済研究所の首席エコノミスト熊野氏は力説されている。平成元年は天皇崩御による改元となり、国内は自粛ムードに覆われた。そういえば当時店舗を開店するのか、弔旗をかざし自粛するのかで、業界内で話し合ったことがあった。今回は全く服喪の必要はない、いろいろな「マイナス要素はない」のである。日時が確定しているのでミレニアム当時と似た状況になるのではないだろうかと解説されている。00年の出生率は約120万人と99年より1万3千人に多く、01年より2万人多かったらしい。少子化の傾向があるので統計上、顕著な増加は観察しにくいが、99年から05年に年平均2、2%出生数が減少しているなか、00年は前年比プラスとなったのである。
更に期待できるのが元年婚、婚姻は出生よりも人為的に操作できるので、00年もミレニアム婚は前後と比べて多いのではないかと予測されている。潜在的に結婚したいと思っている男女が元年婚に取り組む可能性は大いにあるだろう。おそらく出生や婚礼の関連業界は多忙な年になるかも知れない。
元年に結婚した夫婦が翌年の東京オリンピックに「五輪ベビー」を生む、そんな明るい未来が早く来て欲しいものだ。
2018/09/01 05:44
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私が講演等でよく使った言葉は7つある。「知識」「目的意識」「問題意識」
「目標意識」「役割意識」「お客様意識」「時間意識」の7つの意識である。
最近多く使っているのがもう一つの意識「当事者意識」だ。今の世の中
「他人事」で済ませていることが多くないだろうか。自分のことと捉える意識が希薄になってきたように思う。
私も人には言えない修羅場をくぐってきたつもりである、その時「他人事」では済まされない、「当事者意識」がなければ絶対に自滅していただろう。「誰も助けてくれない」「自分事」として自分がやらなければならないのだ。
トップというものは常に孤独であり、全責任を背負うのである。プロ野球の監督なんかもその典型であり、当事者意識の塊でなければならない。最近はいろいろな不祥事が起きているが、トップに立つ人に「当事者意識」が欠けているように感じる。トップだけではなく全員が希薄ではないだろうか、あっても言い出せない風土があり、「内部告発」と言う形が多くみられることが多い。逆に上記7つの意識と「当事者意識」が希薄だから不祥事が起きかも知れない。
「当事者意識」が生まれないのは根底に「誰かがするだろう」「時間が過ぎれば解決する」「何とかなる」の意識があるからで、自分の逃げの気持ちを排除しなければ醸成されるものではない。
現在組織は上手くいっていると思われている方は「かなりのリスク」があるように思う。自分では気付いていないが「当事者意識」が何処かへいってしまっていないだろうか?不祥事が起きた時、自分に全責任が降りかかった時に初めて「当事者意識」が芽生えていては遅いのである。
「当事者意識」は危機感・切迫感・リスク予知力・達成感などが常日頃なければ生まれるものではない。
混迷の時代7つの意識と他人事(ひとごと)ではなく「当事者意識」を常に持っていたいものだ。
2018/09/09 09:21
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先日友人と3人で、黒部峡谷・立山方面の1泊2日のパック小旅行を申し込んだ。3人共パック旅行は全く初めての経験であった。当日集合場所に指定時刻の20分前に到着し、添乗員の方にお目にかかったが20数名の参加者なので人数は少ないと言われていた。
いよいよ出発時間が来たが、1名来られない、添乗員曰く「寝坊されたらしく、今から出られるが、途中で合流します」とのこと。我々には「寝坊」は言わなくて良いのに「手違いがあって遅れて参加されます」と何故言わないのか?
おまけに「合流したら拍手で迎えてください」という要請があったが、何故「拍手」するのと思ったが、私がおかしいのかも知れない。
1日目は8時10分からホテル到着まで殆ど座りっぱなし、乗り換えが多く、添乗員は時間ばかりを気にされているが過密な行程なので仕方がない。
遅れると先の行程の費用が消えてしまうからだろう。1日目のホテルに着いたのは18:40頃、バスはホテルの前で止まらず、何故かパーキングで降ろされたのには驚いた。添乗員曰く「時間が遅いから、先に食事をしてください」とのこと。かなり疲れていたので、まずはお風呂に入りたいが、もう定食の用意がされていた。部屋に荷物だけおいて仕方なく食事をして、その後温泉のお風呂へ、そして缶ビールで乾杯とあいなった。これも仕方がないのか?
2日目は朝7時に出発、訪れるところは素晴らしい場所で感激したが、添乗員の場所の簡単な説明はあったが、繰り返し集合時刻のことばかりを言われる。
途中で少し長時間バスに乗る時があったが、参加者から「トイレ休憩は?」との質問があったが「ありません」の一言のみ。添乗員は我々がお客様であることを忘れているのかも知れない。
最後の列車に全員無事乗車したが、途中で添乗員が通路を駆け足で「大変な事態で乗務員を探している」と言われ列車をうろうろされている、我々は急病でもと心配したが、結局何もなかったようだった。何故大騒ぎするのか、最後で旅の良い思い出が消えてしまった。パック旅行というものは時間厳守が命であることは良く分かるが、添乗員の振る舞からはお客様目線は感じられなかった。
しかし全員無事に日程通りに進んだことは評価してあげたい。
2018/09/16 07:46
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