人と組織研究所 気づきナビゲーター 高橋貞夫

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2018年9月 1日

元年ベビー(ビジネスサプリメント704号)

来年5月に平成が終わり、新しい元号が始まる。最近の日経新聞ニュースに
よると、新元号の元年中に子供を授かろうとする「元年ベビー」への関心が高まっているという。振り返れば2000年に出生数が増加し「ミレニアムベビー」と呼ばれたのを思い出す。私にとってはこの年にそごうが大型倒産したので一生忘れられない年である。
「元年ベビーは必ず増える」、第一生命経済研究所の首席エコノミスト熊野氏は力説されている。平成元年は天皇崩御による改元となり、国内は自粛ムードに覆われた。そういえば当時店舗を開店するのか、弔旗をかざし自粛するのかで、業界内で話し合ったことがあった。今回は全く服喪の必要はない、いろいろな「マイナス要素はない」のである。日時が確定しているのでミレニアム当時と似た状況になるのではないだろうかと解説されている。00年の出生率は約120万人と99年より1万3千人に多く、01年より2万人多かったらしい。少子化の傾向があるので統計上、顕著な増加は観察しにくいが、99年から05年に年平均2、2%出生数が減少しているなか、00年は前年比プラスとなったのである。
更に期待できるのが元年婚、婚姻は出生よりも人為的に操作できるので、00年もミレニアム婚は前後と比べて多いのではないかと予測されている。潜在的に結婚したいと思っている男女が元年婚に取り組む可能性は大いにあるだろう。おそらく出生や婚礼の関連業界は多忙な年になるかも知れない。
元年に結婚した夫婦が翌年の東京オリンピックに「五輪ベビー」を生む、そんな明るい未来が早く来て欲しいものだ。

2018/09/01 05:44

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