もしあなたが参加者だったら?(ビジネスサプリメント706号)
先日友人と3人で、黒部峡谷・立山方面の1泊2日のパック小旅行を申し込んだ。3人共パック旅行は全く初めての経験であった。当日集合場所に指定時刻の20分前に到着し、添乗員の方にお目にかかったが20数名の参加者なので人数は少ないと言われていた。
いよいよ出発時間が来たが、1名来られない、添乗員曰く「寝坊されたらしく、今から出られるが、途中で合流します」とのこと。我々には「寝坊」は言わなくて良いのに「手違いがあって遅れて参加されます」と何故言わないのか?
おまけに「合流したら拍手で迎えてください」という要請があったが、何故「拍手」するのと思ったが、私がおかしいのかも知れない。
1日目は8時10分からホテル到着まで殆ど座りっぱなし、乗り換えが多く、添乗員は時間ばかりを気にされているが過密な行程なので仕方がない。
遅れると先の行程の費用が消えてしまうからだろう。1日目のホテルに着いたのは18:40頃、バスはホテルの前で止まらず、何故かパーキングで降ろされたのには驚いた。添乗員曰く「時間が遅いから、先に食事をしてください」とのこと。かなり疲れていたので、まずはお風呂に入りたいが、もう定食の用意がされていた。部屋に荷物だけおいて仕方なく食事をして、その後温泉のお風呂へ、そして缶ビールで乾杯とあいなった。これも仕方がないのか?
2日目は朝7時に出発、訪れるところは素晴らしい場所で感激したが、添乗員の場所の簡単な説明はあったが、繰り返し集合時刻のことばかりを言われる。
途中で少し長時間バスに乗る時があったが、参加者から「トイレ休憩は?」との質問があったが「ありません」の一言のみ。添乗員は我々がお客様であることを忘れているのかも知れない。
最後の列車に全員無事乗車したが、途中で添乗員が通路を駆け足で「大変な事態で乗務員を探している」と言われ列車をうろうろされている、我々は急病でもと心配したが、結局何もなかったようだった。何故大騒ぎするのか、最後で旅の良い思い出が消えてしまった。パック旅行というものは時間厳守が命であることは良く分かるが、添乗員の振る舞からはお客様目線は感じられなかった。
しかし全員無事に日程通りに進んだことは評価してあげたい。
2018/09/16 07:46