悩んでいる方に接すると「癒し系」か「励まし系」にするのか、そのバランスに迷うことがある。
「励まし系」になると「前を向いて可能性を信じて頑張ろう!」となるが、「分かっているけど、それではどうすれば良いの?」となってしまうことが多い。
どれだけ具体的に述べても相手の方にとっては、それぞれに考え方も違うし、やり方も違うので公式があるわけではない。
「癒し系」になると「まぁ、あせるな!今迷っているのはあなただけではない、一息入れて気持ちを変えてみよう」となる。そうすると「そうかここは腰を据えて」と感じられる方も多いかも知れない。人の受け取り方は置かれている状況や、その方の性格によって違うものである。
人間は癒されることの方が気持ちは楽になるし、どうしても癒され続けたいものだ。私も肩こりがひどい、特にパソコンに向かうと特にひどくなるが、時々
マッサージに行くと、その時は本当に楽になるが、根本的な解決にはならない。
それでは体を動かしているか?朝は早く起きてジョギングやウォーキングでもしているか?簡単なストレッチでもしているか?となると殆どしていない。
対症療法ではダメで解決はしない。怖いのは癒し系に逃げ込んでしまう事、
そうなるとそこから抜け出せなくなるのではないだろうか。まるで「ユデ蛙」になってしまっては大変、適度な癒しは必ず自分自身の励ましにつながると信じたい。
要は他人事ではなく「自分事」としてとらえること、主語が「他人ではなく自分」であるという「自立心」が大切なことは言うまでもない。
言い過ぎかも知れないが「人事を尽くして天命を待つ」のではなく「人事を尽くして天命をつかみとる」ような「癒しと励まし」のバランスが求められるのではないだろうか。
2020/09/01 08:42